全国史上最高気温の41.0度を記録した高知県四万十市西土佐江川崎で18日、「日本一アツイ町」をPRすべく、激辛鍋焼きうどんの早食い競争が行われた。記録を更新した12日以降、県内外から観光客が押し寄せ、関係者はうれしい悲鳴を上げている。
鉄鍋でぐつぐつと煮込まれたうどんは一味唐辛子がたっぷり。72人の参加者は顔を真っ赤にしながら次々と平らげた。愛媛県西予市から来た会社員小笠原正博さん(48)は1分半で食べ切り優勝。「たくさん汗をかいてさっぱり」と笑顔を見せた。四万十市の自営業佐竹弥香さん(29)は「熱くてなかなか喉を通らなかった。汗が止まらない」と話した。
「あつさ日本一」の顔出し看板がある直売所「西土佐ふるさと市」には連日、通常の5倍の客が殺到。最高気温を記念した41円かき氷には長蛇の列ができ、3000杯以上が売れた。
ふるさと市の桑原宏文組合長は「農家のことを考えれば、猛暑と少雨は喜んでばかりいられないが、想定以上の観光客はうれしい。来夏も来てもらえるよう今後もPRしたい」と話した。
[時事通信社]