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DeNA中畑監督に『代打・多村』を躊躇させた防御率5.78のリリーフ陣

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DeNA中畑監督に『代打・多村』を躊躇させた防御率5.78のリリーフ陣

「勝負に行き切れない私の弱さ」。DeNA中畑清監督が悔やんだ。

8月21日のDeNA対阪神(横浜スタジアム)は、序盤に阪神が3点をリード。5回に1点を返したDeNAは6回にも、荒波のタイムリーなどで2点を返し、3対3の同点に。そして、なおも2死一、三塁の場面で、打順は『9番・ピッチャー・山口』に回ってきた。

ここで代打が送られるのかと思いきや、山口がそのままバッターボックスへ。結局、山口は二ゴロに倒れ、チャンスを逸した。

試合後、中畑監督はこのシーンを回想し、冒頭のように述べたのだ。

山口は次の回を0点に抑え、後続にバトンを渡したが、加賀、林、小林太というリリーフ陣が炎上。DeNAは3対9で大事な星を落とした。

たしかに、多村仁志という代打の切り札を使わないまま、試合を終えたことは悔いが残るだろう。だが、中畑監督が代打に踏み切れなかった理由はリリーフ陣の不甲斐なさにある。

8月のリリーフ投手の防御率は5.78(8月21日現在。記録は以下同)。他球団の数字を見ると、巨人2.87、阪神1.80、広島2.56、中日4.41、ヤクルト3.10であり、DeNAのリリーフ陣は群を抜いて打たれていることがわかる。となれば、6回表を2三振、遊ゴロと三者凡退に抑えた山口を続投させたくなるだろう。しかも、結果的に加賀、林、小林太が打ち込まれた。

ただ、同点に追い付き、押せ押せムードだった6回ウラ2死一、三塁で代打・多村がヒットを打てば、絶好調の1番・梶谷に回るため、ビッグイニングを期待できたのも間違いない。

この日の中畑監督は珍しく早め早めに仕掛けていった。5回ウラ無死一、三塁のチャンスで、代打・ブランコを送る。1点を返すと、2番・山崎にも、代打・宮崎を送る攻撃モード。コマの揃っている代打陣を使い切ることなく、試合を終えてしまうケースも目立つ中、5回の代打攻勢は意外だった。

それだけに、なおさら6回の消極的な作戦は悔いが残ったのだろう。リリーフが打たれるのは当たり前になっているDeNA。これからは積極的な代打策で、とにかく打ち勝つしかない。

※写真は『横浜DeNAベイスターズ2013オフィシャルイヤーマガジン』より

【関連情報】
横浜DeNAベイスターズ2013オフィシャルイヤーマガジン
http://www.dena-ec.com/item/185532023

横浜DeNAベイスターズ公式サイト
http://www.baystars.co.jp/

夕刊ガジェット通信


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