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楽天・星野仙一監督 恐ろしいほどの低打率ジョーンズを4番に置く理由

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楽天・星野仙一監督 恐ろしいほどの低打率ジョーンズを4番に置く理由”

打撃成績で最下位に近いほどの低打率を彷徨っているのに、全試合で4番を張り続けている男がいる。今シーズン、ヤンキースから楽天に加入したアンドリュー・ジョーンズ(36)だ。

なぜ、低打率にもかかわらず、星野仙一監督は4番を打たせているのか?

ジョーンズは三振が断トツのリーグトップの一方で、四球と死球も同じく1位(記録は9月6日現在、以下同)。

打率は2割3分7厘で、規定打席到達の34人中31位なのだが、出塁率は3割8分4厘で、糸井嘉男(オリックス)と並んで8位なのだ。

出塁率ベストテンに名を連ねる打者は、ジョーンズと栗山巧(西武)を除けば、すべて3割を打っている。栗山も2割8分5厘。

ジョーンズが打率2割3分7厘で、出塁率ベストテンに入る異常さがよく分かるだろう。

今季の楽天は、4番・ジョーンズが出塁率し、後続のケーシー・マギー、枡田慎太郎、松井稼頭央、嶋基宏が返すというパターンができている。

田中将大が21連勝というプロ野球新記録を樹立した8月16日の西武戦を例に挙げてみよう。

8回、楽天は3番・銀次の本塁打で、2対1と1点を勝ち越した。その直後、4番・ジョーンズが死球で歩くと、枡田の二塁打でチャンスを拡大し、松井の犠牲フライで、貴重な3点目をもぎ取っている。

このように、ジョーンズの威圧感に相手投手が怯え、四死球で出塁することで、チームの得点力が向上したのだ。

実際、主な後続打者の得点圏打率を見ると、松井稼頭央は2割6分と高くないが、嶋は3割3分7厘、マギーは3割6厘、枡田は3割6分5厘と高打率を誇っている。

打順別の打点を見ても、3番(48打点)よりも6番(60点)のほうが多い。パ・リーグの他チームでは見られない傾向だ。

楽天躍進の秘密は4番・ジョーンズの四死球の多さと、後続打者の勝負強さにあった。

※写真は東北楽天ゴールデンイーグルス公式サイトより

【関連情報】
ジョーンズ – 東北楽天ゴールデンイーグルス
http://www.rakuteneagles.jp/team/player/detail/25.html

夕刊ガジェット通信


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