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【打順で見るプロ野球】外人・移籍組主軸の楽天VS生え抜き中心の西武 

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【打順で見るプロ野球】外人・移籍組主軸の楽天VS生え抜き中心の西武 

球団初の日本一に輝き、現在アジアシリーズを戦っている東北楽天ゴールデンイーグルス。日本シリーズでは、田中将大に続く存在として、則本昂大、美馬学という先発投手が踏ん張り、巨人を破った。

ドラフト順位を振り返ると、田中は06年の1位だが、則本は12年の、美馬は10年の2巡目。ここ数年、楽天はドラ1よりもドラ2の方が活躍している。

アジアシリーズでは、08年2巡目の中川大志(23)が『4番・一塁』、09年2巡目の西田哲朗(22)が『7番・遊撃』で先発出場。

投手のドラ2に続けと、星野監督が野手のドラ2組の奮起を施している。

実は、今年の楽天のオーダーを見ると、ドラフト上位指名の選手がいないことに気付く。

(右) 岡島 11年4位
(二) 藤田 移籍
(一) 銀次 05年高校生3巡目
(指) ジョーンズ 外国人
(三) マギー 外国人
(左) 枡田 05年高校生4巡目

(遊) 松井 移籍

(捕) 嶋  06年大学・社会人3巡目
(中) 聖澤 07年大学・社会人4巡目

外国人選手に主軸を打たせ、移籍選手がセンターラインを守る。ほかのポジションは生え抜きで埋めるというメンバーになっている。もちろん、銀次や嶋といった選手が生まれ、育成もうまくいっていることは間違いない。ただ、打線の核は外国人に任せている。楽天は創設以来、ドラフト1位はすべて投手指名と徹底。そのぶん、野手は外国人や移籍組に頼るところが大きいのだ。 

Aクラスの常連である西武のオーダー(クライマックスシリーズファーストステージ第3戦)と比較してみよう。

(三) ヘルマン 外国人

(二) 片岡 04年3巡目

(左) 栗山 01年4巡目

(一) 浅村 08年3位

(中) 秋山 10年3位

(指) 中村 01年2巡目

(右) 坂田 08年4位
(捕) 炭谷 05年高校生1巡目

(遊) 鬼﨑 移籍

メンバーはほとんど生え抜きで、中軸には栗山、浅村、中村といった高卒から這い上がってきた選手が並んでいる。

外国人選手は不確定要素が強いため、西武のように和製でクリーンアップを組めると、長年に渡り、安定した力を出せる。

楽天も、和製大砲が育つに越したことはない。

その意味で、星野仙一監督は、今年イースタンリーグで本塁打、打点の二冠王に輝いた中川大志に期待している。一軍ではわずか2打席の出場にもかかわらず、アジアシリーズではいきなり4番に抜擢。予選2試合でヒット2本を放ったが、まだ長打は出ていない。

来季、中川と西田の「野手ドラ2」組が成長すれば、楽天の野手層は厚くなる。そのためにも、アジアシリーズできっかけを掴みたい。

(落合知)

※写真は埼玉西武ライオンズ オフィシャルサイトより

【関連情報】
埼玉西武ライオンズ オフィシャルサイト
http://www.seibulions.jp/

夕刊ガジェット通信

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