今年は「ゆるキャラ」がたくさんテレビ出演し、お茶の間をにぎわせた1年だった。
2010年から始まった「ゆるキャラ®グランプリ」だが、初年度のエントリー数は169体で投票数は24万票。しかし、2011年は「くまモン」の一大旋風により「ゆるキャラブーム」が到来。そして、今年は一気に1,580体ものエントリーと1,700万票という過去最多の投票数を記録し、引き続き「ゆるキャラ」ブームは続きそうだ。
特に今年は、千葉県船橋市非公認の「ふなっしー」が大躍進したことは記憶に新しい。
自主的にPR活動を行い、落書きのような力の抜けたデザインとは裏腹な、機敏な動きと達者なしゃべりで一躍人気モノに。非公認かつしゃべることは、これまでのゆるキャラではありえなかったことであり、今はバラエティー番組や全国各地のイベントにひっぱりだこ。ついにはCDデビューも果たすなど、その人気はまだまだ衰えを知らない。
そんな「ゆるキャラ」界で、くまモンやふなっしーに続く次の国民的ゆるキャラは登場するのだろうか。人気のゆるキャラはPR活動以外にも、ゆるキャラ自体が商品化・タレント化される時代。そのことを踏まえ、2014年に活躍が期待できそうなキャラクターをリサーチした結果、「ひょっとすると、これ来るかも?」と思える“大穴”のキャラクターを見つけた。
それは、JA全農のキャラクターとして、今年の11月に誕生したお肉が大好きなキャラ「ゼウシくん」。ゼウシくんは雲の上の「にくにくランド」の王子さまで、一番の友人は牛のぬいぐるみ「みの太」。主な活動はJA全農の国産農畜産物PR。「おにくだいすき!ゼウシくん」のホームページでは、肉の魅力や情報を分かりやすく伝えるように努めているが、そのコメントがどこか天然系で笑える。
さらには、肉料理を親子で楽しむイベントに参加したかと思えば、遊びながらお肉について学べる無料ネットゲーム「お肉でまんぷく! ゼウシくん」をリリースするなど、リアルとネットの両方面から活動中だ。
そんなゼウシくんは、年明けからアニメになって登場することも決まっている。アニメ化されたゆるキャラはまだ数えるほどしかいない中、なんとゼウシくんの声を演じるのはあのアイドル声優の花澤香菜、そしてみの太の声は大御所の大山のぶ代と豪華。
このように、さまざまな媒体で活動するゼウシくんには、次世代ゆるキャラ界のエースを期待したい。
【関連情報】
おにくだいすき! ゼウシくん
http://zeushi-kun.jp/
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