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【アカデミー賞女優の仕事の流儀】 「我が子にとってもいい体験になる仕事を選択する」

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【アカデミー賞女優の仕事の流儀】 「我が子にとってもいい体験になる仕事を選択する」

現在、主演映画『ゼロ・グラビティ』が公開中の実力派女優、サンドラ・ブロック。極限状態の宇宙空間を舞台にした、ある種地味な設定の本作が、ここまでの完成度&高評価を得ることは――素人目に見ても――少々、想像しにくい。来日したサンディーに話を聞く。

この『ゼロ・グラビティ』は、ほぼ上映時間のすべてが無重力状態の映像で、特殊な機材で特殊な撮影を重ねて撮り上げた実験的な一作だ。

おそらく脚本を手にした段階では完成形がイメージしにくいはずで、監督や製作者が超一流の仕事人だったからといって、出演を決意することは――実にカンがいい話だ。この点、サンディーは“母親”であることが出演作を決める際の視点になっていると言う。

「若い頃は来るもの何でも飛びつかなければ、仕事がなくなると思っていたわ。でも最近は、息子も現場に連れて行くことが多いの。だから、わたしの人生にとって最高の経験になるかどうかで出演作を決めているけれど、わたしだけじゃなく“息子にとってもいい体験”かどうかがポイントになっているわよね」

プライベートでは2010年にジェシー・ジェイムズと離婚したため、シングルマザーだ。ナニカト苦労は多かろうが、ほぼ同時期の『しあわせの隠れ場所』(09)でアカデミー賞の主演女優賞を受賞。総資産は100億円を超えているといい、なるほど確かに“仕事の成功者”として、その背中を我が子が見ることは大いに意義がありそうだ。サンディーも、「この仕事には見せたくないことが少なくないけれど、世の中は見せたいわよね」とうなずく。

ゼロ・グラビティ撮影カット

「いろいろな人がいて、いろいろな方法論があるじゃない。それを小さい時に勉強しておくことで世の中には、いろいろな人がいていい、という結論に達すると思う。そういう人生の教育を自分の仕事の現場でしたい、ということね」

子の目がある結果、親である自分も正しく仕事をしようと努めることになるのだ。映画女優という職業に特有の仕事術・子育てと言えそうだが、自分が働く姿を子に見せることのシナジーは、大いにありそうだ。

(C) Armando Gallo / Retna Ltd./amanaimages

映画『ゼロ・グラビティ』は、全国大ヒット公開中

【関連情報】
映画『ゼロ・グラビティ』オフィシャルサイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/gravity/

夕刊ガジェット通信

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