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『八月のクリスマス』『四月の雪』の巨匠、「実はバイオレンス映画に興味」と本音ポロリ!?

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『八月のクリスマス』『四月の雪』の巨匠、「実はバイオレンス映画に興味」と本音ポロリ!?

『八月のクリスマス』(88)『四月の雪』(05)など純愛映画の名手中の名手、韓国のホ・ジノ監督が、ポン・ジュノやパク・チャヌクが撮るような“バイオレンス”に興味を示した。

本作はフランスの作家コデルロス・ド・ラクロの同名小説を原案に、舞台を1931年の上海に置き換え、裕福なプレイボーイのイーファン(チャン・ドンゴン)と貞淑な未亡人フェンユー(チャン・ツィイー)が、女性実業家ジユ(セシリア・チャン)との危険な三角関係を描く。アカデミー賞に輝く『危険な関係』(88)など過去に幾度も映像化を果たした原作で、「おっしゃる通り、最初はためらいました(笑)」と諸手を挙げて監督に名乗りを上げたわけではなかった。「あまりにも映画化されていて、韓国版もありますよね。ただ、原作小説をよくよく手に取ると、恋愛心理の描写がとても優れていると思いました。そこが第一ですね。魅力を感じました」と初期の心境を回想。ジノ監督にとっては単なる純愛ストーリーではないという意味で、演出上の初めてのチャレンジも少なくなかったという。

その一方で、韓国映画が得意なゴリゴリのバイオレンスや他ジャンルに興味は? と質問すると、「ありますね(笑)」とニヤリ! 「アクション映画は一度撮ってみたいですね。ポン・ジュノ監督、パク・チャヌク監督の作品が出てくると、興味があるので観ています」とまさかのリサーチは実施中! 「ポン・ジュノ、パク・チャヌクは、もともと後輩であるわけで、気にはかけています。自分の世界観を上手く描いていて、いい仕事しています」。

なるほど、これは潜在的に活劇や暴力演出への欲求があるってことでは??? 「そうですね。少なからずあるでしょう」とアサーリ認めるジノ監督。「どの人間にも己の中に両面性を持ち合わせているもので、それを調和して表現していけば、いい作品になるでしょう。そういう意味で成し遂げている、彼らの作品に目が行くわけでしょうね」。本作だって、純愛にデンジャラス要素を加味していて、巨匠の変化の一歩の可能性大。今後に注目だな!

映画『危険な関係』は、2014年1月10日(金)より、TOHOシネマズシャンテ、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー!

【関連情報】
映画『危険な関係』公式サイト
http://www.kikennakankei.jp/

夕刊ガジェット通信

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