映画への出演が続く女優・黒川芽以が現在公開中の『自分の事ばかりで情けなくなるよ』と出会った経緯、演じたユーナ役の感想、そしてクリープハイプへの想いを吐露した――。
人気ロックバンド・クリープハイプの楽曲をモチーフにした青春群像劇で、居場所がない若者たちの日常を交差して描く。クリープハイプのPVを手がける松居大悟監督を筆頭に、出演者全員がファンで、黒川自身も感激を隠さない。「ある日ライブを観に行って、ライブ終わりには楽屋にあいさつも行かせていただいて。その2週間後、この映画のお話が(笑)。びっくりして、うれしい気持ちとごちゃまぜでしたが、即答しましたね(笑)」と回想する。
黒川演じるユーナは、若手演技派・池松壮亮演じるリクオの手荒い扱いを受ける恋人。イラつく彼の理不尽な攻撃を受けるなど、尋常じゃない恋愛関係を“セリフなしで演じなければいけない”難役だったが、「その反動で、撮影現場ではしゃべっていました(笑)」と明るく話す。
「ただ、池松君や大東俊介君は集中するタイプなので、気を使いました(笑)。でも、セリフがないことで伝わる感情もあると思うので、演じてみて勉強になりましたね」
現代を生きる若者たちの心情を優しく汲み、時代や自分を過度に責めることなく、どうにか寄り添っていこうともがくかのような姿が共感を集め、メイン館だった渋谷ユーロスペースでは17(金)まで奇跡の凱旋上映中。今月末には、パッケージで発売予定だ。
黒川は、「クリープハイプの大ファンで、今までのPVも最高でしたが、今回キャストもすばらしくて、映画として魅力が伝わればいいなと思いました。クリープハイプの音楽は聴けば聴くほどよくなる音楽ですが、この映画もそうだと思っています」とアピールした。
映画『自分の事ばかりで情けなくなるよ』は、ユーロスペースにて、1月17日(金)21:00まで!
【関連情報】
映画『自分の事ばかりで情けなくなるよ』公式サイト
http://jibun-bakari.com/
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