前回、海賊としての存在感を上げることで、新しいハーロック像を提示したことを明かした『キャプテンハーロック』の荒牧伸志監督。そのインタビュー【後編】では、練りに練ったアクション映像構築の話題へ。アクションは、キャラクター設定の上で成立するのだ。
ハーロックの宇宙海賊としてのポジショニングを固めれば、その帰結として実はアクションが“決まってくる”。
「その通りですね。もともとハーロックは無口で語らない人だけれども、実は戦うと強いってことをみんな知らない。そもそも自分で能動的にアクションをするキャラクターではなかったので、ヒーローとしての存在感を出したかったというわけです」
確かに、今作のハーロックは実にヒロイックだ。そこには荒牧監督のヒーローに対する原イメージがあるわけで、過去を踏まえた“願い”を込めた。
「単純に僕は中学、高校時代に原作を読み、宇宙海賊じゃないハーロックも知っているわけで。そういう記憶などが混ざって、僕自身のハーロックのイメージがあったと思う。もっと活躍してほしいというね」
また、「映像的に派手にする一方で、どうテーマ性を持っていくか」も重要なファクターだった。
「そのバランスの中で、アクションの見せ場を同時に増やしたいと思っていました。それが映画『キャプテンハーロック』の軸だったかな。だから、そういう意味ではオリジナル作品でしょうけれど、それを強く言っちゃうと松本零士先生に怒られちゃいます(笑)」
『キャプテンハーロック』 発売中
完全初回限定生産 特別装飾版Blu-ray ¥9,800(本体)+税 3枚組
通常版Blu-ray(2D) ¥5,800(本体)+税
通常版DVD(2D) ¥4,800(本体)+税
※レンタル版同時リリース
発売元・販売元:ポニーキャニオン
(C) LEIJIMATSUMOTO / CAPTAIN HARLOCK Film Partners
【関連情報】
キャプテンハーロック | ポニーキャニオン
http://visual.ponycanyon.co.jp/pickup/movie/pcbp52290/
●(夕刊ガジェット通信)記事関連リンク
「新しいハーロック、これがウケた」『キャプテンハーロック』荒牧伸志監督に聞く【前編】
AKB48 田名部生来 キャプテンハーロックのコスプレで登場! アルカディア号へ乗船を熱望も!
伝説のキャラクター「キャプテンハーロック」が現代に蘇る! おっさん感涙の“激シブ特報”解禁