ニフティが運営する、よみものサイト『デイリーポータルZ』が、今日4月1日の0時、栃木県宇都宮市の洞窟にクリエイターが共同して作業可能なスペース「ドワーキングスペース」を開設したと発表した。
洞窟は奥が未開発のため、スペースとしては利用者の増加にあわせて柔軟に拡張対応が可能。デスク、チェア、電源を完備し近所からはランチメニューのケータリングサービスも利用することができる。近くに公衆トイレもあって、クリエイティブな作業を要するすべてのクリエイターに最適なスペースとなっている。アクセスはJR宇都宮駅から車で約30分。20台ほど駐車可能な駐車場もある。
洞窟内には地底人がいるとの噂もあり、大いにクリエイティビティを刺激されそうなワーキングスペースである。
「デイリーポータルZ」のウェブマスターである林雄司氏に話を聞いた。
—–今回、洞窟にコワーキングスペースを開設しようと思ったきっかけは。
2013年はヒカリエにコワーキングスペースを開設し、リアルに顔を突き合わせて働くことの大事さを経験しました。
ヒカリエは渋谷駅直結の新築ビルというドメスティックな便利さでしたが、もっと世界中の人が分かる、欲を言えばいつの時代の人がやってきても共感できる場所にしたいと考えて洞窟を選びました。
ボーダーレス&エイジレスなワーキングスタイルが実現できたと思います。
—–実際、洞窟での作業感はどうか。
穴に入ると雨風がしのげる。数千年前の祖先が感じた感激を味わうことができました。
真っ暗闇の恐ろしさ、平らなところのありがたさなどクリエイティブにいい刺激になると思います。
あと予想以上に寒くて震えています。
それからネットがつながらないので落ち着いて仕事できます
—–ドワーキングスペースへの入居を検討中のクリエイターに一言。
成果物は環境に左右されます。
マインドセットではなく、物理的な環境を変えてしまうのもひとつの方法だと思います。
洞窟は誰も拒みません。
洞窟はあなたの隠れたプリミティブな感覚を呼び覚ましてくれます。
誰も来ないと寂しいので来てください。
今日16時までほんとにいます。
今後全国の洞窟をワーキングスペース化することも視野に入れた今回の試み。『デイリーポータルZ』では、解説初日である本日はこの洞窟からリアルタイムでの記事更新も行うという。
【関連情報】
洞窟コワーキングスペース始めました
http://portal.nifty.com/cs/multitwitter/list/140326163666/1.htm
デイリーポータルZ
http://portal.nifty.com/
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