15日放送のフジテレビ系バラエティ「めちゃ×2イケてるッ!」で、加藤浩次がモデル・田中美保への過去の暴言を謝罪した。
番組では「嫌われた人と仲直りスペシャル」と題し、大久保佳代子、ジャルジャルらが過去にわだかまりのあった人物たちと対面。加藤が謝罪することになったのは11年前、33歳の時の出来事だ。
当時、フジテレビ系バラエティ「本能のハイキック!」で初のメイン司会に抜てきされた加藤は、業界内で「狂犬」と呼ばれており、共演者に過激な発言をしたり、モデルやアイドルに対しても暴力的な対応をすることで有名だった。
「本能のハイキック!」第1回のオープニングで事件は起こった。初めてのバラエティ出演と生放送による緊張のため、ハキハキと話せない当時19歳の田中に対し、加藤は「『私だけは声を張らないわよ』的な感じ?」「なんでここにいるの?」と厳しい発言を続けたのだ。田中の顔はみるみる凍りつき、共演者が「いやいや、(田中さんは)必要ですよ」とフォローするものの、そのまま番組は終了。
放送翌日、番組ディレクターが話を聞くと、田中は「本番中どうしていいかわからなくて、バラエティが怖くて仕方ないんです」と泣きながら本音を明かし、降板を申し入れたという。結局、田中はレギュラーだったはずが、初回に出演しただけで降板することになった。
第2回の放送で田中の降板が報告されると、加藤は「なにを真に受けてんの、バカじゃねえの? モデルってさ」「バラエティのルールしらねえヤツがテレビに出るんじゃねえ、バカ野郎が」と田中に向けて罵声を浴びせる始末だった。この放送を見た田中は、恐怖のあまり数年間はバラエティ番組に出演することが出来なかったという。
一連の流れを知った鈴木紗理奈ら「めちゃイケ!」出演者から批難の声があがると、加藤は「土下座して謝って、本当の謝罪をおみせします」と全面的に自らの非を認めた。その後、スタジオに登場した田中に対し、加藤は「あの頃はほんとに若かったんで…」「人に噛みつけばいいと思っていたので…それでやっぱり矛先が…」と力ない声で釈明している。
ナインティナインの矢部浩之に「当時どんな気持ちでした?」と聞かれた田中は「怖かったし、いまもちょっと緊張しています」と加藤への複雑な気持ちを明かしたが、最終的には「でも私、加藤さんのこと嫌いになってないので、大丈夫です」「もしかしたら、自分も至らないところがあったと思うので」と応え、寛容な態度で加藤に接している。最終的には、加藤が当時の番組ディレクターとともに土下座する形で、両者のわだかまりが解決することになった。
「めちゃイケ!」では、田中の降板事件以外にも、加藤が当時ジャニーズJrだったIを逆さづりにして泣かせ、放送作家の鈴木おさむ氏から注意を受けた事などが紹介されたが、Iは登場していない。
加藤は私生活では3児の父になり、日本テレビ系情報番組「スッキリ!」の司会を8年務めるなど、すっかり「狂犬」のイメージから抜け出している。しかしながら、「狂犬」時代の加藤の餌食になった芸能人はまだまだいる模様。今後も番組でそのエピソードが明らかになっていきそうだ。
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