こんにちは。恋愛ライターの石田です。結婚式のお呼ばれシーズンといって思い出すのは……そう、“独身さよならパーティー”で大暴走した『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』と『ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える』。いくら結婚式前とはいえ、はじけすぎだし、暴走しすぎる彼らには驚かされっぱなしでした。そして今回、シリーズの完結編『ハングオーバー!!! 最後の反省会』が6月28日に公開になります。
反省会とはいいつつ、ムダにイケメンのフィル(ブラッドリー・クーパー)もお人好しのステュ(エド・ヘルムズ)も、トラブルメーカーのアラン(ザック・ガリフィアナキス)も相変わらずでまったく反省の色なし。ラスベガスの悪夢、そしてバンコクのトラウマからやっと回復したというのに、専業(極道)息子のアランのせいで、またまた大ピンチを迎えてしまいます。
でも、注目したいのは、災いの渦中にあっても、トラウマや感動を体験しても何も学ばず、少しも変わろうとしなかったアランにやっと訪れた変化です。誰が何を言っても、九死に一生を得ても意に介さず。悪気もないけど自覚もない彼を変えることは不可能のように思われていたけど、今回は彼を大きく変える出来事があるのです。
どんなに立派なお説教を垂れても、「いい大人なんだから!」と怒っても、聞き入れることがなかったマイペースすぎる永遠の思春期(?)を漂うアランの心に、なぜ変化が起きたのか。
それは作品を観てのお楽しみなのですが、1つだけ言えるのは「人間は興味のあること、“好き”なことのためなら自分を変えることができる」ということ。もし、相手を変えたいと願うならば、その人の好きなこと、どんなことに興味を持つのかを知ると同時に自分に関心を持ってもらわなければなりません。
「この人の話を聞きたい」そう思ってもらうことで、彼の心に届く言葉を伝えていくしかないのです。そう、相手を成長させようと思うならば、まずは関心を持ってもらえる面白い引き出しやサプライズを用意するのが一番です。
もしかしたら、常識をはるかに超えた方法になってしまうかもしれないけれど、それはそれで二人の絆を、より強くしてくれるかもしれません。
■作品情報『ハングオーバー!!! 最後の反省会』
キャスト:ブラッドリー・クーパー、エド・ヘルムズ、ザック・ガリフィアナキス、ケン・チョン、ヘザー・グラハム、ジャスティン・バーサ、ジョン・グッドマン
監督・脚本・製作:トッド・フィリップス
脚本:クレイグ・メイズン
配給:ワーナー・ブラザース映画
公式サイト:http://www.hangover-japan.jp
2013年6月28日 字幕版/吹替版同時公開
※@nifty恋愛・結婚からの寄稿です。
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