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祝『北斗の拳』30周年! 世紀末を越えて新たなキャラクターが登場か!?

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祝『北斗の拳』30周年! 世紀末を越えて新たなキャラクターが登場か!?

1980年代以降、オーストラリア映画『マッドマックス2』(『マッドマックス』一作目ではない)の影響で、核戦争後の暴力吹き荒れる世界を描いた、SFバイオレンス作品群がメディアを問わず各国で多数制作された。

そのほとんどは安易なパクリで、タイトルすらも思い出せない駄作ばかりだが、中には独自のアレンジが功を奏して、傑作となった作品もある。

『マッドマックス2』以前にスタートしながら中盤からは、そのビジュアルイメージも貪欲に取り込んだ永井豪の『バイオレンス・ジャック』しかり、核戦争後の野蛮過ぎる世界を放浪するビデオゲーム『Fallout』シリーズしかり。

そして何より、『マッドマックス2』的世界観に、ブルース・リーをルーツとしたカンフー要素を加え、さらに「身体内から破壊する殺人拳」というオリジナリティ過剰な設定にアレンジした『北斗の拳』も、その数少ない大傑作のひとつである。

『北斗の拳』と言えば、週刊少年ジャンプに連載開始後瞬く間に少年たちの間で話題となり、スタート一年後にはテレビアニメ化、その後もゲーム化、実写映画化、リメイク等で、連載スタートから今年で30周年を迎えた今もなお圧倒的な人気を誇っている作品だ。

つい先日、声優の内海賢二さんが亡くなった際も、代表作筆頭に挙げられたのは本作のラオウ役だった。

『北斗の拳』の魅力は挙げていけばキリがない。例えば、名ゼリフの数々。


・「お前はもう死んでいる」(ケンシロウ)
・「我が生涯に一片の悔いなし!」(ラオウ)
・「同じ女を愛した宿敵(とも)だから」(シン)
・「こんな時代だ、男たちの命は短い!」(レイ)
・「雲ゆえの気まぐれよ」(ジュウザ)
・「それが愛だ」(トキ)
・「哀しみを知らぬ男に勝利はないのだ」(フドウ)
・「ひ……退かぬ!! 媚びぬ 省みぬ!!」(サウザー)
・「私はあなたのしもべではありません」(ユリア)
・「ヒャッハーッ!」(雑魚キャラ)

などはもちろん、ケンシロウに倒される際の「あべし」「ひでぶ」「たわば」などの奇妙な断末魔の悲鳴(アニメ版では声優陣の遊びで、つなぎ合わせると食べ物の名前になったりするらしい)はいまだに語り継がれるほどのインパクトだった。

さらに、千葉繁さんによる血管がブチ切れそうな甲高い声の予告編ナレーション、クリスタルキングのオープニング・テーマ(「愛をとりもどせ!!」)もすごかったが、なんといっても、悪者を懲らしめる勧善懲悪な物語、北斗神拳を代表とする暗殺拳関係のやたらとかっこいいネーミングの数々も忘れられないだろう。

そして何より、キャラ立ちしすぎで、濃厚にもほどがある登場人物たちもまた、『北斗の拳』の人気を支えた大きな要素だ。

ケンシロウやラオウ、上記の名ゼリフを口にするキャラクターたちは言うにおよばず、ほかにもジャギやカイオウ、シャチ、ヒョウ、アイン、ファルコ、ユダ、そしてバットとリンら、その名を挙げるだけで彼らの勇姿や名場面をいくつも思い出すだろう。

では、冒頭に画像を掲載しているキャラは一体誰だろう? 「北斗の拳」マナーに従って問うなら、「オレの名前を言ってみろ!」である。北斗の拳ファンなら分かるはず。

……彼の名は「ガルダ」。南斗神鳥拳の使い手であり、南斗の正統血統にしてケンシロウの恋人ユリアに仕える南斗五車星を動かした伝説的な男だ。

コアなファンでもなかなか思い出せないかもしれない。しかしそれも当然。なぜなら彼は原作を補完するスピンオフ作品『金翼のガルダ~南斗五車星前史~』の主人公であり、リハクやジュウザといった南斗五車星の面々とは違い、オリジナル版『北斗の拳』本編には一切登場しないキャラクターだからだ。

「なんだよスピンオフかよ、分かるわけねえよ! 死兆星を見せてやる! 汚物は消毒だ!」と激昂して筆者の経絡秘孔を狙おうとするかもしれない(ご勘弁を)。しかしこのガルダ、北斗の拳リバイバルブームのきっかけともなったパチスロ機「パチスロ北斗の拳」シリーズ(初代はギネスブック認定の世界一売れたパチスロ機!)の最新機種『パチスロ北斗の拳 転生の章』にも登場している、原作と密接にリンクしている重要キャラクターなのだ。ファンならばマストである。

ということで気になる方はガルダを主人公とした漫画『金翼のガルダ~南斗五車星前史~』(月刊コミックゼノンにて連載中)を読むもよし、あるいは『パチスロ北斗の拳 転生の章』をプレイするもよし。お金がかかるのはちょっとなあ、という人は『パチスロ北斗の拳 転生の章』が遊べる「777タウン.net」(http://www.777town.net/)ならお手軽に試せる。核戦争を回避した現実の21世紀で、安心して『北斗の拳』に再度浸ろう!

なお、ガルダ連載の雑誌「月刊コミックゼノン」はスマートフォンでも読めるぞ!(http://zenonland.jp/s/)

【関連情報】
パチスロ北斗の拳 転生の章
http://www.sammy.co.jp/japanese/product/pachislot/hokutotensei/

777タウン.net
http://www.777town.net/[リンク]

月刊コミックゼノン
http://zenonland.jp/s/[リンク]

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