これ、全女性胸熱作と言っていい『ゼロ・グラビティ』の主演女優、サンドラ・ブロックが、人生の困難に直面する過程での喪失、そして再生を描く感動作であることを強調した。
正月洋画のトップを爆走中の本作は、「SF映画だと思われがちだけれど、まったくそういうジャンルじゃないの。いかに逆境に立ち向かって困難を乗り越え、人生を前進するかがテーマなのよ」と説明するサンドラ。
無重力空間=ゼロ・グラビティに放り出された主人公の姿を通じて、困難の連続である人生を負けずに生き抜いていく意味を問う映画なのだ。
もともとはアルフォンソ・キュアロン監督の個人的なトラウマが物語のベースだが、自分のアイデアも出したとサンドラは補足する。
「最初の脚本は地球にいる娘の元へ戻る話だったけれど、それはありがちな話よね。でも、娘を失くしている絶望的な状況では、どうやって戦っていくかというアイデアを出したの」。ここに、女性が感情移入する理由がある。
また、「自分ひとりで悩みを抱えてしまうと孤独になるけれど、周囲を見渡せば素晴らしい人々はたくさんいるはずだわ」と地球上には宇宙空間のような孤独や絶望を避ける術があるとも逆説的にメッセージを送るサンドラ。
もはや説明無用、映画館で観るべき大傑作だ。
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映画『ゼロ・グラビティ』は、2013年12月13日(金)より、全国ロードショー<3D/2D同時公開>
【関連情報】
映画『ゼロ・グラビティ』公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/gravity/
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