こんにちは。恋愛ライターの石田です。
1月18日公開の映画『黒執事』の原作はシリーズ累計発行部数1800万部(海外分含む)を突破し、世界42の国と地域で翻訳されている超人気コミック。知識、教養、立ち居振る舞い、料理の腕前から、戦闘能力にいたるまで、すべてにおいて完璧な主人公の黒執事セバスチャンは、女子が選ぶマンガ“イケメン”キャラの第1位に輝きました。
2014年はソチ五輪やワールドカップで盛り上がりそうですし、昨年は外国人入国者数が過去最高で初めて1000万人を突破したこともあり、さらに海外を意識する機会が増えそうです。まずは、スーパー執事の最高に贅沢な“おもてなし”にクールジャパンの心意気を感じるのはいかがでしょう。
原作では19世紀後半の英国が舞台になっていますが、映画の舞台は近い未来の西洋と東洋の文化が入り乱れた大都市。執事セバスチャン(水嶋ヒロ)が使える主人の“坊ちゃん”は、女であることを隠して生きる男装の令嬢、幻蜂清玄伯爵(剛力彩芽)で過去に壮絶な傷を持つ巨大企業の総帥です。
セバスチャンと“坊ちゃん”こと男装の令嬢・幻蜂清玄をつなぐものは命と引き換えの絶対的な主従関係。実は、彼らは世界は東西で対立し、世界統一を目指す西側諸国女王の諜報員「女王の番犬」という裏の顔を持ち、女王から複雑怪奇な事件の解決を言い渡されるのですが……。
とにかく超人気のコミックなので、そのダークで美しい世界観に引き込まれるのですが、セバスチャンだけでなく、メガネのドジっ子・幻蜂家のメイドのリン(山本美月)のアクションシーンは観てスッキリ! 爽快感さえ漂います。原作を読んでいなくても、すぐにその世界に入ることができるオリジナルストーリーなのです。
相手に気に入られるため、とりあえず“おもてなし”を気取るのと違い、忠誠の代償に命を差し出した主人と、主人が死ぬまでは全身全霊で守り抜くと誓った無敵の執事の真剣な“おもてなし”。相手の言う通りに動くだけでなく、言葉にこめられた願いまでも察する勘の良さ……。こんなパーフェクトなおもてなしは、なかなかマネの出来ることではないけれど、恋愛はもちろん、人と接するうえで学ぶところはたくさんあります。
とはいえ、面倒なあれこれや日常を忘れて、万能怜悧な執事の贅沢なおもてなしを味わいつつ、ミステリアスな世界に浸るのがこの作品の楽しみ方だと思います。
■作品情報『黒執事』
出演:水嶋ヒロ 剛力彩芽 優香 山本美月 大野拓朗 栗原類 海東健 ホラン千秋 丸山智己 城田優 安田顕 橋本さとし 志垣太郎・伊武雅刀 岸谷五朗
原作:柩やな「黒執事」(月刊「Gファンタジー」スクウェア・エニックス刊)
主題歌:ガブリエル・アプリン「Through the ages」(ワーナーミュージック・ジャパン) 監督:大谷健太郎 さとうけいいち
脚本:黒岩勉
配給:ワーナー・ブラザース映画
公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/kuroshitsuji-movie/
2014年1月18日新宿ピカデリーほか全国ロードショー ©2014柩やな/スクウェアエニックス
(C)2014映画「黒執事」製作委員会
※@nifty恋愛・結婚からの寄稿です。
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