満足度95パー突破! アメリカ現代史を実在したホワイトハウス黒人執事の視点で描く感動作、映画『大統領の執事の涙』が好評だ。メガホンを握った監督は『プレシャス』(09)の名匠リー・ダニエルズだが、ナント! 撮影中はパジャマで仕事をしているという疑惑が浮上。そこで「夕刊ガジェット通信」では来日したダニエルズ監督に真偽を問い正した!
お分かりのように、終始死ぬほどノリノリのダニエルズ監督。この日はパジャマじゃなかったが、撮影現場では終始パジャマという噂。舘ひろしは移動中バスローブらしいが、本番のカメラが回っている最中もパジャマとは、忍びよるアウトの予感に今冬一番の胸騒ぎの予感! 「あ? 今日は違うだろう? キミのためだよ!」とダニエルズ監督は、とにかくゴキゲン。「新しいパブリシストに変わったので、ちゃんとした服装でインタビューに参加しているわけだが、監督として演出や撮影をしている時、普段もなるべくパジャマを着ているよ。だってラクだからな!」とアッサリ自白。そして、理由もごもっともです。
ダニエルズ監督の中では、映画監督という職業が自分にパジャマを着せているという持論がある。「今まですべての映画をパジャマで演出した」と豪語するダニエルズ監督は、大真面目で解説を試みた。「1日で18時間を費やす現場なわけだ。大変だろう? だからパジャマのままであれば寝て仕事して、寝て仕事してラクだろう。映画製作は本当に大変な作なので、言ってみれば映画が1本完成するごとに魂の一部が死ぬ。だから、服装や健康、友人のことなどを考えているヒマがない。これほど自己中心的な仕事もないってことだわ」。
フザけているようで、核心を突く。その苦労を経て誕生した今作は、実話をベースに描く感動のヒューマン・スペクタクル作品として高い評価! 大統領執事となった元奴隷の男が7人の大統領に仕え、その波乱に満ちた人生と彼が見たアメリカ史を追う。本国では主演を務めたフォレスト・ウィテカー版『フォレスト・ガンプ/一期一会』(94)などと、言っている人もいるとかいないとか。
「光栄だね。確かにアメリカの歴史を紐解いているので、僕的には黒人版『フォレスト・ガンプ/一期一会』(94)だね!」と感激するダニエルズ監督。とにかくメチャクチャいい映画なので、一張羅を質に入れてでも観に行ってくれ!
映画『大統領の執事の涙』は、公開中
【関連情報】
映画『大統領の執事の涙』公式サイト
http://butler-tears.asmik-ace.co.jp/
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