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【『ゼロ・グラビティ』 製作者】 「GOを出した、ワーナー・ブラザース社が最高だよね」

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【『ゼロ・グラビティ』 製作者】 「GOを出した、ワーナー・ブラザース社が最高だよね」

口コミ波及効果がハンパない『ゼロ・グラビティ』の剛腕P、デイヴィッド・ヘイマン氏は、あの『ハリー・ポッター』シリーズで大成功を収めた賢者。その氏が、また伝説を残した。

本作は――すごく乱暴に言ってしまうと、宇宙空間でリアルな困難に直面した宇宙飛行士たちが、ガチなサバイバルを余儀なくされるというだけのことの映画。当然、初動時は、「否定的なことを言う人はいた(笑)。それこそ宇宙ゴミじゃないが、予想もしない無数の苦労もあった」と氏は回想する。「でも、アルフォンソ(監督)は強い意志を持っていたよ」。

映画製作に情熱を注ぐことは、けっこうだ。だが、映画を巨大なビジネスとしてみているハリウッドでは採算度外視というわけにはいかない。特に『ゼロ・グラビティ』は40代後半の女優と50代の俳優しか出ない、サンドラ・ブロックの顔はヘルメットでよく分からん、ヒーローやモンスターが戦うこともない。ない、ない、ないで、多くの要素がビジネス的な成功とはほど遠いカンジ。しかも、物語の舞台は、無重力空間=ゼロ・グラビティ。

ヘイマン氏は言う。「クリント・イーストウッド、クリストファー・ノーランの例を思い出すとわかると思うけれど、才能のある監督を全力で支援する会社がワーナー・ブラザースだ(笑)。これまでの歴史と違うことなく、アルフォンソ・キュアロン監督も支援を受けたわけで。まあ、僕の『ハリー・ポッター』シリーズの大成功も影響していると思うが(笑)」。

だからこそ、全世界規模で大ヒットしている現象が、「本当にうれしい」とヘイマン氏は言う。また職業柄、メッセージを残した自負も「僕はプロデューサーなので、将来的に映画を作ってやろうという若者たちが『ゼロ・グラビティ』を観て、セオリーなぞ関係ない、いい映画は成功するという信念を持ってくれれば、これほどうれしいことはないですよね」。

映画『ゼロ・グラビティ』は、2013年12月13日(金)より、全国ロードショー<3D/2D同時公開>

【関連情報】
映画『ゼロ・グラビティ』オフィシャルサイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/gravity/

夕刊ガジェット通信

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